バランスのとれた人間

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西洋の建築や造形に見る二等辺三角形、円形、線対称・・。
対照的に、盆栽の不等辺三角形の姿。業務用手打ち風ラーメン。
欧米人が好むバランスと日本人の感覚は違うといいますね。
自然な美しさを「アンバランスなバランス」と言ったりもしますけど、数字では表せない間や微妙な位置関係でバランスをとるのが日本人の得意技なのかな。

なんとなくあいまいな最たるものが妙高人。
「おまん、そ〜だねぇかねぇ〜」(否定か肯定なのか、聞いた人の解釈にゆだねられちゃう意志表示など)
ある意味、超高度な?バランス感覚を持った地域と言えるのかもしれません。(持ち上げました)

さておき、バランスがとれていないと良い結果にならない事が多いです。
・バランスの悪いファッション
・バランスの悪い食事
・バランスの悪い人間関係
いろんな人が集まってバランスのとれた社会となり、自分にないものを求めて夫婦となるようですし。

人間の五感でいうと、耳が不自由な人は、目や鼻や皮膚が変わりになって、目が不自由な人は耳や創造力が豊かになるのではないでしょうか。
「僕は勉強が苦手だから、体を生かして..」「私はスポーツは嫌いだけど音楽が得意よ..」も?

いろいろな要素がバランスよく揃っていると言う意味では、人間の部品もそうですね。
「右脳」「左脳」「耳」「目」「鼻」「口」「筋肉」「神経」「指先」「心臓、内臓」「足」・・
部品を役割で説明するとこうですか?
考えたり、見たり聞いたり、話したり、食べたり、物を持ち上げたり、運んだり・・・。

飛躍しますが、普段行っている「事業」の時に構成されている”機能”や”パワー”、というもので置き換えてみたらどうなるかな?
情報の収集、発信、伝達。事業部、企画部、事務経理部。ビジョン、スピリッツ、テクニック。実行力、持続力、競争力、資金力、計画性。・・・

そして、自分の仕事のバランス感覚はどうかな?とふり返ります。頭でっかちになっていないかな。走り過ぎて心臓に負担がきていないかな。手元ばかり気にしてちゃんとお客様のほうを見ているかな。スタッフが情報でつながっているかな。

個性も持ち味も大切なので画一的ではおもしろくないし、かといって事業が一つの個体としてバランスがとれていないと、やはり良い結果にならないと感じますね。生長していけないから。

「バランスがとれてる自然界っていうのはあっぱれだな。」
と関心しつつ、自身でその感覚を冷静に判断できないといけないな〜と思う今日このごろ。

コメント (2)

海山 森人:

目に飛び込んできた解体新書平成版には、思わず「ウ~む」と唸ってしまいました。誰かに似ている・・・。ホノボノ感溢れている!

芸術は爆発だ って言った人が居ましたね。相通じます。

胃の出口が体の左側にある人は確かに居ます。内臓逆転症といって、心臓、肺、腹部内臓、全てが左右逆になっている場合と、胸の中だけとか腹の中だけの場合があります。
心臓の拍動が右側で打つために見つかる事がありますが、腹の中は開いてみないと判りませんでした。昨今はCTなどでも判っちゃうかな?森人の経験では、盲腸が左側にあった人が何人か居ましたが、これは腸の回転異常でした。
でも、それでバランスが取れているんだから、あれこれ言う事ありませんけど・・・。

右手と左手が逆についていたらチョッと戸惑いますね。使い勝手が????・・・・・。

おっと 本題からかなり離れてしまった!
何時も思うんですが、バランスといえば宇宙ですね。無限と言われる星達の数。よくぶつからないでそれぞれが輝いているなぁ。微妙にして壮大なバランス。
宇宙の果てはどこにあるんだろう。無限。だが待てよ!体の中身も無限じゃないのか?光学顕微鏡、電子顕微鏡、超何とか顕微鏡で極小世界を探求していっても、その果ては判らないのじゃないかい?・・・やはり無限だ。
人間の体は有機体だってことは誰でも知ってるけど、そうじゃなくて機能的に見事に有機的なんですよね。組織の事を言うと、皮膚、毛、爪、血管、筋肉、靱帯、内臓、骨、神経、みんな見事に調和して機能している。更に血液、リンパ液、唾液、胆汁、膵液、消化液、汗、尿、精液などの体液。どれ一つ無くても人はフツーに生きてゆけない。更に、臓器を構成する細胞群。更に細胞を構成する核、細胞液、ミトコンドリア。更に遺伝子。更にこれらを構成する分子。更に元素。更に陽子、電子、中性子。更に更に更に・・・・。行き着くことなく有機的。

何と言ってもそれらを統括する脳。
良くそいつらを駆使して動かしているもんだ!
「脳様」といっても過言じゃないですね。
将にバランスじゃないでしょうか?

外ばかり見ないで中を見るのも大事だとシミジミ思う今日この頃です。

・・・・たわごとでした。


よーくん:

うぅ、やはり脳の問題なんですか・・。

私の内臓逆転ボーイは軽率でしたね。でもそのおかげで、とてもためになるお話聞かせてもらえました。
ついてる!

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2008年02月22日 07:44に投稿されたエントリーのページです。

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