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「自分に正直」を加速させたものは

昨日、ある恩人から「世の中変わる」と言っていただいた。同感だった。
指南を要約させてもらうと「見栄など無用。今を大切に楽しく生きることだ」と受けとめた。
自分の心に正直になれるか、そもそも自分の心が求めているものが見えているのか、そんなことを思いながら記している。

つい先日、ねおかんに活動に来られたかたもこう言った。「今まで人の目を気にしていたが、自分の良いと思った事をやっていくことにしたわ」。実直な人生を歩んで来られたかたの言葉。

そしてまた今日、偶然の出会いから好意にしていただいているかたからツイッターで「生かされている」事への感謝のメッセージ。

恐怖によって人が本来大切にしなくてはならなかったものに気づき始めたのか?
自分に残された時間、自分が使える力、自分ができること・・。
様々な思いが去来する。

私はこう思う。
仮に大震災によって人の行動は変わったけれど、その思いは昔からなんら変わっていない。加速しただけなのだ。或いは、世の中の多くの情報によって埋もれていた本来の自分が洗い出された。・・など。
なぜなら、このお三方が私に発したメッセージは思い起こしてみると311以前と変わっていないのだ。私とてそうだろう。


予備自衛官として被災地に招集された知人と再開しながら、私はこんな生意気を口にしてしまった。「文明は破滅するしかない」。人は大きな失敗をしても、のど元過ぎればまた同じ過ちを繰り返し、これだけの情報が与えられ、危機的とも思える状況にあり、それを理解しているつもりでいても未だノホホンとして自分という人間は自分の事ばかり考えているじゃないか。

破滅。なんてしゃべってはいけない事だったかもしれないのだが、自分に対する戒めなのだ許して欲しい。加えて、それはいやだと思っている自分がやらなくてはならないことは何なんだろうか。さらに自分という人間に正直にならねばならん。そう思わされた。
いろんな人の思いが加速している。あれはスタートラインだった。

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2011年05月17日 02:32に投稿されたエントリーのページです。

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