まるで火の粉が夜空に舞っているような

#6月28日。妙高市楡島(にれしま)。ねおかんのある所です。今年初めてホタルに遭遇しました。


楡島(にれしま)は、猿橋、大沢新田など5つの集落が集まって瑞穂(みずほ)というコミュニティーを作っています。「清流の里、瑞穂」と呼ばれるように、清らかで豊かな水に恵まれています。
妙高山から流れる関川(せきがわ)を挟んで平地側と山地側の二つに分かれています。山地側は飯山市(長野県)に向かってどんどん山に入っていくのでそんなイメージです。
ねおかんは、平地側の関川のほとりにあります。


この周辺の地域は、かつてタバコの産地として有名でした。今では畑の面積も減って昔のような農業を行っている人は少ないですが、自然の清水は昔のままです。山地側の猿橋にある、日本酒の蔵元「鮎正宗酒造」は横井戸(通常の井戸とは違い、山の斜面に横穴を掘って水をくみ出す方法)のわき水で仕込んでいるし、平地側の国道脇では、一段高くなった上棚から常に伏流水しみ出してくるほど水が豊富なところで、冬の除雪に水が不足することがない。という実に贅沢なところです。


#わき水を好む植物が普通に生えているのにも驚きます。例えば葉ワサビ。畑ワサビとも言いますが、新鮮な葉ワサビをさっとお湯にくぐらせて荒っぽくきざんで密封容器に入れておくと、非常にからくなります。からさで比較すれば本ワサビにも勝るかもしれません。まるで後頭部をバットで殴られたみたいです。


清流の里、瑞穂では、平成7年の水害(7.11水害)を境に護岸工事が進み、昔の川の風景とそこに住む魚、生態系が変化してしまいました。鮎やハヤはもちろんのこと、スナップリという魚、カジカなども姿を消してしまいました。今では毎年行われる鮎の放流に合わせて、釣り人が川を訪れる程度で、子供が川に入って遊ぶなんて光景は今では全く目にしません。


#昨晩、いつものように仕事を終えて自宅に帰ろうと、車に乗る途中。川風に流されるように動く光。ホタルです。大きな明かりを点滅させながらゆらゆら飛んでいました。そう言えばと思いたち、毎年ホタルがいっぱい出るという名所に足をのばしてみました。そうしましたら、まるで火の粉が夜空に舞っているようでした。近寄っても警戒することもなく、風情いっぱいの明かりをしばし楽しみました。そこは沢ガニも住みついている石と砂の用水路。いつかは用水の工事とともにこの姿も消えてしまうのでしょう。

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居残りすぎた陶芸教室の帰り、ねおかん駐車場で、今年初の蛍を見ました。
3匹は確認できました。
結構大きかったけど、源氏でしょうか?

帰りに、ウチの近くの真っ暗な道で、車を止めましたが、こちらはまだ飛んでませんでした。

よーくん:

え、そうだったの?
確かに大きかったです。明るかったし。

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2006年06月28日 22:06に投稿されたエントリーのページです。

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