「あ〜あ、鳥になって飛んでいってしまいたいなー」なんて、2年にいっぺんくらい思ったもんだ。
そうではなく、鳥になって飛んでみたら楽しいだろうなぁ。という話だ。
アルネ小濁で興味深い話を聞いた。
「昔は飯喰沢を抜けて、吉木を経由して新井駅に行ったもんだ」もちろん徒歩。
飯喰沢(いぐいざわ=現在上越市板倉区)や吉木は、妙高市内でもよっぽど土地勘のある人しか知らない位置関係で、道路を基準にすると、実に分かりにくいルートである。
その道も使われなくなって30年も経つという立派な古道。この春かろうじて小濁から飯喰沢まで抜けてみた。驚くほど近い。
「人間が歩いて行くんだからちょっとでも近いほうがいいよね」もっともだ。
それを裏付けるべく、Google Mapの新しくなった最近頓に利用する「Earth」タブをクリックしてみた。
少し前までは、妙高市の中山間地は解像度が低くぼやけていたが、最近は妥協レベルに達してありがたい。Earthモードにすると、平面の航空写真が傾いて立体感が出る。山の起伏も三次元的になる。もっと傾ければ海まで見渡せる。
そして、小濁〜飯喰沢ルートの確認だ。ちょっとした原っぱの具合や杉林の緑の記憶を辿ってルートをマークアップする。古道をマップに記していく作業はちょっと快感だ。
続いて、飯喰沢から吉木へ抜けそうなルートを探す。こちらは実際に歩いていないのでなんとなくのカンではあるが、たしかに駅へはショートカットで到達しそうだ。
板倉区(上板倉郷と言った)や、吉木地区との歴史と、車社会で疎遠になってしまった交流がそこにはあったわけで、時代の流れも感じた。
ひょっとして、車が進化して空の交通機関が発達したり、ワープみたいな事ができてしまうようになると、今の道路や地域関係も変わってくるのだろう。人は都合のいいように生きているんだな。
Google Mapは進化してGoogle Earthと統合した。建物の3D表示も見事だ。ストリートビューも凄いと思うと同時に、「鳥になって飛んでみたら楽しいだろうなぁ。」という気持ちもここ数日で消えてきた。鳥では一瞬のうちに地球の裏まで飛んで行けないからだ。
GoogleEarth単体であるのと、GoogleMapからアクセス出来るのではやはり意味が違うと個人的に思う。
飛びたい。と思ったときに飛び立てるからだろうか??
画像は、小濁城址から、妙高山を見た風景。これ、そのもの!!
中央手前は下濁川の山、その先は関川が妙高山に向かって蛇行しながら、原通の平地、その右には高床山・・。
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