思いきって変えてよかった。

私はよく、「マックがいいの?ウインドウズがいいの?」って聞かれます。コンピュータの仕事をしているからだと思いますが、「個人的にはMAC」。そう言います。
なぜかというと、面白いことにそれを聞く人ほどマックを買い求めないからです。

私のマックデビューはピザボックスと言われた「LC3」から始まって、仕事のメイン機は主に新製品を使いつないできました。どれも思い出深いものばかり。
買い換えるには訳があって、壊れて使えなくなったのは一回の中古購入品の"centris610"のみ。多くは使いたいソフトを動かすための処理速度の問題が一番でした。
最初からオールインワンのMACですが、乗り換えの直前は、CPUの交換、カードやハードディスクの増設などなど、これ以上はムリという重装備になるまで使いこみます。

最初は2年すると買い替えが必要なくらいの感覚がありましたが、ここにきて寿命がぐんと伸びてきたように感じています。
3/30まで使った最後のメイン機はもう7年にもなると思いますが、G4のミラードドライブドアと呼ばれたdual867。これは大変活躍しました。
思い出を語ると、私にとって始めてのOS9からOSXへの乗り換え機で、ネットワーク、サーバ機能、システムの安定にわくわくしました。ソフトもほとんど買い替えで結構な出費でした。それでも私がパソコンを始めた当時は一式50万以上もしたんだから比べ物にならない額です。
(メイン機変遷:LC3→centis610→PowerMac7300/166→PM-G4dual867→MacMini サブノート変遷:PowerBook2000→MacBook)
●気に入っていた点
1.ずっとあこがれ(Appleクアドラ)だった縦型のMAC
2.初の低価格dualプロセッサでとても早かった
3.DVDが書けるカスタム仕様でAppleストアでオーダー。ビデオの編集ができるようになった

この数年で、おかげさまのGoogleのサービス。WEBの開発環境もウェブ標準に移行し、重いHTMLエディタが必要なくなり、テキストエディタとFTP、軽いグラフィクス作業で殆どの仕事ができるようになりました。そのため、コンピュータの処理能力は昔のままで、仕事に支障があるほど遅さを感じる事もなかったのです。
レンダリングメインのビデオ編集や3Dをやりたかった当時から、インターネット活用の業務改善やライフハックに気持ちが移行したせいもあります。
そんなこんなで、この一昨日まで使ったdual867には大変満足していて、数回ディスプレーに信号が行かない不具合が出た2010年の1月まで、真剣に買い換える気もおこらず、およそ7年も使い続けたことになりそうです。
「ほんとうにありがとうございました。お疲れ様でした。」

思い出はいっぱいありますがこれくらいにしておきます。
dual867のディスプレーが映らなくなったときには真剣に焦りました。データは管理の癖がついていたので、それは特に心配していませんでした。
そしてとうとう、買うための(嬉しい)エネルギーとお金の出費に、いろいろ言い訳を考えなくてはいけないタイミングが年度末の慌ただしい仕事の最中、やって来てしまいました。

引き金を引く理由っていっぱいあるんです。
「ディスプレーが映らない事件」のほかにも、「intelCoreでないと動かないSnowLeopardと、SnowLeopardでないと動かないGoogleChrome、OmuniGraffle ver5..」「iPad発表」などなど。
しかし引き金ってこんなもんです→「あ、このFireFoxで仕事するのにまた待つんだな・・」。そろそろdual867は休ませよう・・。

何を買うかは迷いませんでした。自分のやりたい仕事にハイエンド機種は必要無し。ディスプレーは23inchのシネマディスプレーがある。で、MacMiniに。増設も無し。
ソフトはAdobeの定番商品、FilemakerPro10、iWork。transmit、mi、OmuniGraffle5、その他小物は新たにダウンロードしてインストール。googl日本語入力をとりあえず試し、長年使ったATOKは購入予定無し。microsoftのofficeも止めました。

Appleはパッケージを開けるときから、期待通りの満足度120%。
今回の驚きは、MacMiniの底のゴムパッド。これはご想像ください・・。
新しいチャレンジとしては、ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウス。
ショップでは見ていたものの実際触ってみると、マウスは重い(その理由はあった)。逆にキーボードが軽くて、どうやら同じくらいの重さに感じる。線がないのでしばらく人に見せて自慢しそうです。
「こんな美しいマウスどこも作れないだろうな・・」
格好だけで選んだUSキーボードも、フリーソフトと慣れで、(後で気づいた)テンキーが無い事も、英数カナキーが無いこともさして問題なし。(一つだけ・・しょっちゅう¥マークを押してしまう)
フロッピーのイジェクトボタンが無いLC3。電源スイッチ以外、操作ボタンの無いAPPLEのプリンター…初代スタイルライター。無い無いづくしのAPPle。
もちろん昔からスクロールホイールや右クリックボタンの無いマウス。一式Macの世界。またここに戻ってこれた。

起動後、Appleの移行ツールは便利だった。
インストールも楽だった。
SnowLeopardのFinderにはしみじみ便利さを感じる。

Appleのソフトとハードのおかげで現実のデスクトップも、新しい仕事場のMacMiniのデスクトップも見渡す限り何もなくなった。
おかげで、新年度を迎えた今日はなんとなく余裕をもってアクセルをふかし始めています。
こんな気分は始めて。
思い切って変えてよかった。

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2010年04月01日 13:35に投稿されたエントリーのページです。

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