イメージって怖い

「ブラームスの子守唄」。
子供の頃こもりうたに母がよく歌ってくれました。
私は2人の子供を育てましたが子守唄は「七つの子」でした。
“♪からすは山にかわいい七つの子があるからよー♪かわいかわいとからすはなくの
かわいかわいとなくんだよー”と小さな声で歌いながら、自分もからすの親の
気分になり子供可愛さにジーンとなったものでした。
その頃からすはとても優しい子供思いの鳥なんだと信じていました。


十数年前に北海道摩周湖を観光した時でした。タクシーの運転手に「お客さん気を
つけて下さい、手に持っている食べ物をカラスが狙いますから」と言われ初めて聞
いたことで、すごくビックリしたものでした。
この頃からでしょうか、じょじょに家庭ゴミをあさる困った鳥と言う印象が強く
なって行ったのは。


朝は健康管理のため、雨以外は殆ど毎日のようにウォーキングをします。
早朝のせいか沢山のからすに遭います。近くに行っても逃げようとしません。
「カラスは人の顔を覚えているからいじめない方がいいよ」と言われました。
からすに良いイメージを与えなくちゃあとこちらがポーズしてしまいます。
子育て時期は威嚇するようで怖いです。畑では収穫時の野菜へのガード対策で
大変な様子です。


いつの間にか子供思いの優しい鳥から、怖い迷惑な鳥に変わってしまったカラス。
昔「髪はからすの濡れ羽色」と黒髪を讃える表現として使われていました。
いったん付いてしまった悪いイメージはなかなか変える事はむつかしい。
からすにも色々事情は有ることでしょう。人間にも大いに責任有りでしょうが、
頭の良い鳥と聞いています「最近イメージ良くないよー」と言ってやったら少しは
反省してくれるといいんですが。
だれかからすの良いところを教えて・・・。

コメント (2)

よーくん:

とうとうデビュー果たしてしまいましたね。

良いカラスと言えば、私が好きな陶芸作家、鈴木五郎のトレードマーク?がカラスです。

http://www.g-goro.com/

唄ってもらった子守歌、何だっただろうと考えました。
でも、思い浮かばない...。

昔、母が呼んだら残飯食べに来るカラスが居ました。
うちの家族にとっては特別のカラスでも、他の人から見たら「嫌な鳥」ということで、だんだん疎遠になったような記憶があります。

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2006年09月09日 19:09に投稿されたエントリーのページです。

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