▼ きっかけ
平成16年10月におきた「新潟県中越地震」の被災者への義援金を募ろうと、11月の新井おたやでねおかん手づくりのお菓子を販売しようということになり、春に作っておいたフキの砂糖煮をクッキーにアレンジしてみようということになりました。おたやではたいへん好評で、次のいくつかのイベントでも販売しました。 ■ 関連の情報
→おたや(義援金の成果)
→フキクッキー作り仲間募集
→妙高四季彩創作文化祭(義援金の成果)
→ディナー&コンサート(義援金の成果)
▲ おたやで義援のフキクッキー
▼ いろいろ集めて創作へ
今年春より地域の食の情報を集めている私たちですが、春に採集した「ヨモギ」秋の「荏胡麻(エゴマ)」も加えて今まであまりクッキーに使われなかった素材や、あまり一般的でない新しい感覚のクッキーを創作してみることにしました。
■ 関連の情報
→新井の農家エゴマの料理法学ぶ
→えごまの可能性にぴっくり!「えごま活用勉強会」
→ときめき!えごま料理/9月18日ときめきバザール
▲ えごま活用勉強会
▼ メニュー紹介
・荏胡麻(エゴマ) エゴマプリッツと呼んでいます。荏胡麻の風味を生かすようにあえてリーン(リッチの反対)に。一本におよそ荏胡麻100粒を目安に入れました。仕上げに溶かしバターを塗ります。(写真右上)
・フキ きゃらぶきになる身のしまった香りの強いフキを使いました。香りは微妙に残る程度ですがとても味わい深くできています。レーズンを想像してみてください。(写真左中)
・ヨモギ 綺麗なグリーンを出すために冷凍しておきました。かみしめるとほどよい”草”の香りです。アイスボックスクッキーをアレンジしました。バターたっぷりの生地とピッタリです。(写真左上)
・柚子とうがらし まずは柚子の香り、後で辛くなってくる 変わった風味のクッキー(写真中右)
・黒ゴマ やっとまとまる程度の配合で、ともかくほとんどがゴマです。クッキーというより、ゴマ寄せ!?(写真左下)
・麦焦がし パイに昔なつかしい「麦こうせん」をまぶしました。パッと見シナモンですが、きなこともつかない独特で素朴な味がするおもしろい素材です。
・ 柿 昨年秋作った干し柿を大きく切って生地に混ぜ込みました。渋いです。味ではなく・・。
▼ 感じたこと
もう一度作ろうと思っても・・できないかもしれない。でも、材料を扱いながらその瞬間いろいろな事を思い出したり、想像したり、考えました。その結果不思議なものができました。それぞれ面白い、楽しい味がして感動がありました。さらに地元の素材をつかって、多くの人の手が加わればもっともっと美味しいものになると思います。この地域で昔から食べられていた食品 は、健康によいとも思いました。
neo cookie(新しいクッキー)と名付けましたが、昔の人に学んだことを超えることはできませんね。
▲ 「neo cookie」は、たくさんのかたに体験していただきました
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