トップひとコーナーaction2012年はスクラップ&ビルド

2012年はスクラップ&ビルド

2011年7月24日、アナログ放送が終了して地デジに移行した。
対応が遅れた我が家はテレビ無しの生活を送ることに。テレビは本当に必要なんだろうか?と半年思い続け、今気づくこと・・

  • 朝、ニュースに見入ること無く活動するようになった
  • 本当に見たい番組は録画を頼むようになった
  • 今まで以上にインターネット経由の情報を活用するようになった

それまで、朝晩のニュース視聴に割く時間は大きいものだった。新聞を読まない自分が最も効率の良い世俗や社会の情報源と勘違いしていた。
結局見たい番組は別の方法で見ることができるし、知らなくて困る情報はテレビでなくても手に入る。工夫してでも見る番組以外は無くても生活になんら困らなかった。

こうやってテレビというメディアから離れていると、偶然の収穫も無く社会の最新のトレンドにも疎くなるのか、と思いきや全くそうではない。むしろ一方的なものはフィルタがかかり減衰、そして多角的に情報を求めるようになり自分の意思を持って情報と向き合うようになった。テレビは麻薬か味の濃いインスタント食品のようなものではないだろうか。感覚が麻痺しているから止められない。チャンネルを行き来しているだけでスイッチオフはせず、無理やり選ばされているようでもある。

インターネットのサービスやキャリアの多様化。これほどまで増えてしまった入り口を、いまや全て受け入れて使いこなそうなんて事は考えないほうがいい。噂されるAppleのテレビ、番組のオンデマンドサービス化だってやって来る。
地デジ化という格好の機会をもらったおかげで、私の暮らしの中で長年縛られていた不要な習慣が崩壊した。是非も明るみになり、これからは必要な物をその場その場で判断し充填していけばいいということだ。

OSは進化しテクノロジーとキャリアが追随するので、この社会に生活している以上物理的なリビルドは避けては通れない。そこで膨らみ続けるのではなく、不要なものは捨て、いかにスマートにいかにベストタイミングでビルドするかということになる。ITに限った事ではない。人も社会もリビルドするのに格好のタイミングと思う。

いかに人間は不要な慣習に囚われ、惰性を払っているか。変化の波に飲み込まれそうなら一旦スクラップしてみる事を提案する。それによってシンプルで建設的な方向が導かれるに違いない。そして、無駄な消費、無駄な時間に費やしていた大切な物を自分や未来に的確に投資していこうと習慣づけることが、2012年の今からできる自分づくりであると思うのだ。

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2012年01月17日 12:54に投稿されたエントリーのページです。

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