おいしさは正直に伝えてくれる

本日のメニュー

A. 赤いトマト、黄色いトマト、大葉、パセリ、鴨肉、おひたし豆、コールラビ、紫キャベツ、チコリ、菊、カボチャ、バジル、オクラ、発芽玄米、桃、スイカ、緑のぶどう


B.
ミルク、卵、カニ、すり身、豚肉、鯛、貝柱、パン、バター、サラダオイル、スパイス、オリーブオイル、ワインビネガー、生クリーム、小麦粉、玉葱、鶏ガラ、セロリ、メロン、ドラゴンフルーツ、砂糖、塩、バルサミコ、エリンギ



B.は作った人と話をしたことがない素材です。
私はA.が、生きて大地に根を張っていた姿をだいたい見ています。お料理になってもその姿を忘れません。
しかし食べる皆さんにはどうなんでしょうか?

060902_2.jpg

私はその思いを伝えたくて「どこどこ産の誰々が作った○○です」と、とても言いたくなります。
「安心安全」や「地産地消」「トレーサビリティ」という言葉が浸透しつつあるせいで、そのほうがサービスされているような気がしませんか。でもそれは売り手の誤解かもしれません。


素材は正直です。
ちゃんと育てた野菜や果物は美味しいし、どんな言葉より作る人の思いを伝えてくれました。


先日すごいスイカをいただきました。
知らず知らずのうちに手が出て、食べ終わるころ何かの違いに気づいた。そんなスイカです。
一口食べてビックリするほど甘い。とか、そんなのとは格が違いました。
味が喧嘩せず、とても優しい。バランスが良い。
「あ、今食べるときっと美味しいよ。と知って持ってきてくれたんだ。」と気づいた時には、頭が下がりました。
作り手の気持ちは言葉ではなく、味で伝わるものなんだと改めて教えられました。
本物は主張しないんですね。いつかはそんなものを作りたいと思いました。

コメント (1)

アップルmama:

本物は主張しない・・・。ドキッです。ドラゴンフルーツは黒ごまかと思っちゃいました。全ておいしそう、食した皆さんの幸せそうな顔が見えるようです。

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2006年09月02日 22:40に投稿されたエントリーのページです。

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